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タイトル |
「プランB」の教科書(プランビー ノキョウカショ) |
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すべての<計画>は失敗する!
予測不可能な現代において、組織が生き延びるための「プランB」とは?
行動経済学と豊富な実例に裏打ちされた「危機の時代の経営学」テキスト、登場。
■コロナ禍、ウクライナ侵攻、原油高、台湾海峡の緊張──世界は、日本はまさに予測不可能な時代に突入した。
■この現代において、すべての「プランA」は失敗する危険性をはらんでいる。その中で重要になるのは、状況の変化に即応するための「プランB」(代替案)であるのは言うまでもない。
■しかし、企業のみならず、日本の組織は「既定の方針」にしがみつき、それを改めることに躊躇してしまう。その代表例がコロナの水際対策であり、また東京オリンピックの強行開催であった。
■いったいなぜ組織はプランBを実行できないのか? そしてその真の原因はどこにあるのか? 最新の行動経済学を駆使して語る「危機の時代の経営学」がいよいよ登場!
■冨山和彦氏【経営共創基盤(IGPI)グループ会長】、藤野英人氏【レオス・キャピタルワークス 会長兼社長】が絶賛!
【著者略歴】
尾崎弘之(おざき ひろゆき)
1984年、東京大学法学部卒業。同年、野村證券入社。モルガン・スタンレー証券バイス・プレジデント(93年)、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(95年)、同投信執行役員(98年)などを歴任の後、アカデミズムで自らの経験を理論化する道に転進。2005年東京工科大学大学院バイオ情報メディア研究科教授・コンピュータサイエンス学部教授、15年神戸大学大学院経営学研究科教授、16年同大学院科学技術イノベーション研究科教授など。
【本書の目次より(抜粋)】
はじめに──「完璧な」プランなど存在しない
第一章 すべての「プラン」はなぜうまく行かないのか
東芝はなぜ凋落したか/データ分析には「落とし穴」がある/「そうは言っても大丈夫だろう」シンドローム/「会議」ははたして必要なのか?
第二章 あらゆる計画は修正を迫られる
「プランA」が行き詰まるとき
第三章 「プランB」はなぜ発動できないのか
集団思考という魔物/独裁的なリーダーでさえ軌道修正ができない理由
第四章 「悪魔の代弁者」の助けを借りる
「レッドチーム」を機能させるための「六つの鉄則」
第五章 アイデア集約と実行のための仕組みを作る
オープン・イノベーションの仕組み作りを利用する/市場を柔軟に選択する
第六章 AIにできない課題発見をヒトが行なう
すでにAIが実装された分野/アーティストと起業家の共通点と違い/知覚を研ぎ澄ます「四つの手法」
第七章 人を説得する能力が集団思考を打破する
プレゼンは「アリストテレス」に学ぶ/「エトス」なくして説得なし/信頼されるリーダーの条件とは