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タイトル |
若い読者のための美術史(ワカイドクシャノタメノビジュツシ) |
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誰しも美術作品に感情を揺さぶられたことがあるだろう。
一方で、美術の用いられ方は時代や体制によって異なり、制作当時に見た人々の衝撃は、わたしたちと同じとは限らない。
本書では、すでに忘れられていた人々も含め、多様な芸術家たちの物語を通じてその作品を案内していく。
兵馬俑やノックの彫刻、ジョットやミケランジェロなどのルネッサンスの芸術家、ケーテ・コルヴィッツ、パブロ・ピカソ、フリーダ・カーロなどの先駆者、アイ・ウェイウェイやシリン・ネシャットなどの抵抗としての芸術を創作する現代芸術家、そしてソフォニスバ・アンギッソーラ、ジェイコブ・ローレンスなどの忘れられた芸術家。
一方でニジェール渓谷、ペルー、ラパ・ヌイ、オーストラリアなど各地を訪ね、土地と深く結びついた作品への理解を深めていく。
美術をより近くに感じる10万年の旅に出発しよう。
この躍動感あふれる一冊は、背伸びしたい高校生や退屈している大学生、そして学びを深めたいすべての大人にぴったりだ。マリンズは、芸術と人間の物語に広範で曇りない理解を示している
メーガン・コックス・ガードン
(ウォール・ストリート・ジャーナル書籍欄執筆者)
1 最初の痕跡 /2 物語が始まる/3 人生の幻想 /4 模倣者 /5 黄泉への旅 /6 神を崇める芸術 / 7 風雲急を告げる /8 プロパガンダとしての芸術 /9 石工、モアイ、材料 /10 ルネサンスの幕開け /11 北方からの光 /12 視点の問題 /13 東西の出会い /14 ローマの復活 /15 地獄の責め苦 /16 夷狄がやってきた /17 スペインの支配 /18 人生劇場 /19 新しい視点 /20 地形 /21 静物画と静かな人生 /22 ロココの現実とロンドン生活 /23 ロイヤル・アカデミーーー故郷と異郷 /24 自由、平等、博愛? /25 ロマン主義とオリエンタリズム /26 厳しい現実 /27 印象派 /28 芸術家は立ち上がる /29 後期印象派 /30 巨人の肩に立って /31 ルールブックを破り捨てて /32 政治化する芸術 /33 自由の地? /34 戦争の余波 /35 アメリカ美術の成熟 /36 鋳型を破る彫刻 /37 もうヒーローはいらない /38 ポストモダンの世界 /39 成長し続けよ、さもなくば去れ /40 抵抗としての芸術