和の技術のひとつ「木づくり」をテーマに、日本の文化に親しみながら、楽しく知識を深められる本です。木のふるさとでもある森林について、また植えて100年育った木の迫力について、興味深く学びます。昔から受けついできた、木を育てたり、大木を切りたおしたりする、すばらしい職人技を紹介します。木づくりに使われる道具や作業を、今と昔をくらべながら見ていきます。木の基本的な性質や、よく使われる木の種類を学びます。木でつくられる身のまわりのさまざまな道具や、新しい木の使われ方、木質バイオマスなどについて紹介しています。木でつくられる燃料の炭について、つくり方や新しい活用法などを知ることができます。苗木づくりから富士山に植えるまでの植樹体験の様子を、順を追って紹介しています。「もっと木づくりを知ろう」では、縄文時代から続く木づくりの歴史や、木の祭りのこと、木のおもな産地、木や森の仕事をする方法など、さらに深く木づくりを学んでいきます。