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タイトル |
鬼怪談 現代実話異録(オニカイダン ゲンダイジツワイロク) |
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古来より語り継がれし異形のモノ、鬼。実在か、はたまたお伽噺の産物か、或いは別のものを鬼と言い換えたのかその説は様々だが、いずれにせよ現代には縁遠いものと思われがちである。だが、鬼に出会った者は今でも実在する。本書は彼らの証言、体験談を聞き集めた実話の鬼怪談である。どこからかついてきてしまった幼い鬼に情をかけた女。やがて鬼は成長し恐ろしいことが…「鬼の子」、先祖が鬼だという資産家一族に掛けられた呪い。そのおぞましきルーツとは…「受け継ぐ」、押し入れに鬼が棲む一家。節分の夜に鬼の声を聴いて吉凶が占うというのだが…「鬼が嗤う」他、怪奇な29話!