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タイトル |
求婚されなかった花嫁(キュウコンサレナカッタハナヨメ) |
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ロスウェル公爵ギディオンは、父が亡くなったためカナダから帰国した。ところが晩年の父は愛人に入れあげ、公爵家の財政状況は火の車となっていたことがわかる。問題が解決するまで結婚などとんでもないと思っていたギディオンだが、早朝のハイドパークで出会った伯爵令嬢ルイーザと恋に落ちてしまう。ところが、ギディオンのいとこで親友のベントリーがルイーザと自分の仲を取り持ってほしいと頼んできた。友情のためにもこの恋はあきらめようとしたギディオンだったが、ある舞踏会で、ルイーザは誤解から自分とギディオンは婚約していると宣言してしまう。プロポーズなどされていないのに…。次から次へとやっかいごとに巻き込まれてしまい、恋などしている場合ではないのに恋に落ちてしまった公爵と、みずからの運命を切り開こうと奮闘する令嬢。ふたりのままならない“運命の恋”のゆくえは…?