東日本大震災直後の福島からTwitterで詩を発信し続け、その詩は世界各国で翻訳されて、フランスでは第一回ニュンク・レビュー・ポエトリー賞を受賞。世界が認める詩人・和合亮一はまた、福島の高校で教鞭をとる国語教師でもある。毎朝、通勤電車に揺られて学校に通う日々、巣立っていく息子への思い……ごく普通の生活から“詩”が生まれていく過程を、直截に、ユーモアを交えて綴った、ほぼ10年にわたるエッセイの集大成! 特に中原中也、三好達治、草野心平から谷川俊太郎など19人の詩人について、その詩の本質を平易に、また柔らかく語った「ルミナスラインをあなたへ」は圧巻。
目次より
朝の文箱(南日本新聞連載)12篇
詩ノ交差点アリマス(河北新報連載)72篇
震災からの日々(各紙誌掲載)12篇
詩人のあぐら(平凡社「こころ」連載)8篇
通勤の車窓から(各紙誌掲載)7篇
ルミナスラインをあなたに(雑誌「一個人」連載)22篇