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タイトル |
もっと知りたいルドン 改訂版(モットシリタイルドンカイテイバン) |
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幻想的世界を描いた「黒の時代」から、パステルなど駆使し色彩を自由に操った円熟期まで、象徴主義を代表する画家の全貌を紹介。改訂版では、「ローカリズム」「装飾芸術」「日本での受容」など、より多角的な視点からルドンとその芸術を見つめる。
オディロン・ルドン──夢をつむぐ力 <高橋明也>
序章 荒地の子ども時代 〜ルドンの原風景 1840-1850年(0-10歳)
【もっと知りたい1】ルドンの生きた時代の美
1章 エチュードの時代 〜ボルドーとパリの日々 1851-1869年(11-29歳)
【もっと知りたい2】ルドンの美の源泉
2章 黒の時代 〜異形のものたちとの対話 1870-1888年(30-48歳)
◎傑作クローズアップ1──《石版画集『エドガー・ポーに』》
【もっと知りたい3】ルドンと文学者たち
・コラム:画家の妻、カミーユ
・コラム:顕微鏡、天体望遠鏡の進化
・コラム:「シン・アプリケ」とは?
・コラム:最後となった印象派展
3章 闇から光のなかへ 〜黒との決別 1889-1898年(49-58歳)
◎傑作クローズアップ2──《眼をとじて》
・コラム:ルドンの作品を愛したゴーギャン
・コラム:ペイルルバード荘園はいま?
4章 色彩との結婚 〜パステルが奏でる夢幻 1899-1916(59-76歳)
◎傑作クローズアップ3──《グラン・ブーケ》<高橋明也>
修復のアトリエから<森直義>
◎傑作クローズアップ4──《ドムシー城食堂装飾画》
【もっと知りたい4】官能的なルドンの花 〜花の絵の系譜
【もっと知りたい5】比べて分かるルドンの神話画
【もっと知りたい6】ルドンと装飾
◎傑作クローズアップ5──フォンフロワド修道院図書室装飾画《夜》を読み解く
【もっと知りたい7】ルドンに根をはる地域性<高橋明也>
【もっと知りたい8】ルドンと音楽
・コラム:神話の背景 〜アポロン
・コラム:神話の背景 〜オルフェウス
・コラム:神話の背景 〜パンドラ
・コラム:「デトランプ」とは?
・コラム:ルドンと交流のあった音楽家
日本におけるルドンの受容と評価<安井裕雄>
岐阜県美術館のルドンコレクション<松岡未紗>
あとがき/改訂版によせて〈山本敦子〉