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タイトル |
時代はさらに資本論(ジダイハサラニシホンロン) |
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金融危機の新たな進行や、財政緊縮政策が国際的に進展し、格差社会化、富の集中と偏在とともに幕を下ろした平成時代。令和時代では不安と混迷のなかにおかれた問題状況を克服し、生きがい・働きがいのある人間らしい社会を築いていくには個人はどう考え、歩むべきなのか。
改めて『資本論』に深く学び直す。
はしがき(小沢修司・大西 広)
序 章 いまこそ『資本論』の人間発達読みを(小沢修司・森本壮亮)
◆第1部 いま労働は?
第1章 時間は人間発達の場ーー労働時間短縮の意義(松浦 章)
第2章 大工業からAI、NET革命へーー相対的剰余価値の生産(平松民平)
第3章 資本蓄積と貧困ーー相対的過剰人口論の現代的あらわれ(瀬野睦見)
第4章 資本の本源的蓄積論と階級・家族ーー経済外強制としての人口再生産(青柳和身)
◆第2部 商品世界と資本の再生産
第5章 商品と貨幣(松本 朗)
第6章 資本と剰余価値(大西 広)
第7章 「雇用によらない働き方」--その実態と雇用社会の限界・未来社会(高田好章)
第8章 資本の再生産過程ーー資本と労働の社会的対抗(松尾 匡)
◆第3部 資本主義の終わりのはじまり
第9章 利潤率の傾向的低下法則ーー長期停滞の原因を解明する(森本壮亮)
第10章 利子・信用ーー「金融化」現象を読み解く(宮田惟史)
第11章 資本に呑み込まれる農業ーー地代論の可能性(三木敦朗・加藤光一)
終 章 資本主義を超えてーーベーシック・インカムに着目して(小沢修司)