お前は俺のものだ 誰にも渡さない
女王陛下の死と新国王の戴冠式を終え、光魔法の子であるマホロは無事二年に進級した。
四年になったノアは恋人のマホロを守るため、軍の実習先として魔法団を選び、クリムゾン島に残った。
敵であるジークフリートの動きを警戒しつつも、今はひととき穏やかな時間が流れていた。
そんな時、司祭のオボロが行方不明になり…
光魔法の血族を憎むノアの母アリシア、奇跡の力を我がものとしたい国王アルフレッド、そして、マホロを求めるジークフリート。
愛し合うノアとマホロの前に、幾つもの欲望、執着、謀略が立ち塞がって!?