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【POD】パーキンソン病、患者が考える症状改善の工夫(パーキンソンビョウ カンジャガカンガエルショウジョウカイゼンノクフウ) |
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パーキンソン病にはいくつかの典型的な症状があり、何もしなければ病歴が進むにつれ身体のいろいろな部分に障害がでてきます。そしてPDと診断された患者さんに共通の症状もたくさんみられる反面、病気の進みかたや障害の程度をはじめ、多くの点で人によって違いがあることも事実です。発症以来、総合病院の神経内科、専門病院をはじめ、多くの「治療法」を経験。いずれも部分的かつ一時的な効果が認められるものもありましたが、特筆すべき効果を得ることはできませんでした。総合病院の神経内科で投薬治療により身体をリハビリ継続が可能な状態に維持し、独自のリハビリに励む傍ら、血流改善の施術と食事療法から成る「PD療法」により10か月程で歩行機能が改善し、車椅子から解放されました。 その後、順調に脚力を回復させ、趣味のゴルフ再開を果たしました。身体全体の動きがよくなってきたので、10代の頃の趣味だった楽器演奏を半世紀ぶりに再開してヴァイオリンやダブルベース、ウクレレなどの弦楽器でクラシック音楽をはじめ、ジャズやハワイアン、ブルーグラスなど大好きな音楽を楽しみながら指や腕などのリハビリに励んでいます。 2016年5月にブログを開設し、歩行障害をはじめ様々な障害・症状を改善するために考え、調べ、試してはまた考えるといった工夫と試行錯誤の繰り返しの記録を発信してきました。この種の情報はPD患者一人一人がそれぞれお持ちになっていると思います。この情報を我々患者自身とその家族および我々を支援してくれる医療関係の業務に従事する方々の間で共有し、相互理解を深めていく必要があると思っています。前述のブログをテーマごとに整理・加筆修正し、私自身の体験を読みやすい形で本書にまとめました。