孤独・孤立は心身の健康に悪影響をもたらすと言われています。イギリスでは「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の1つ」として、2018年に世界初の孤独問題担当大臣が誕生しました。日本でも2021年に内閣官房に「孤独・孤立対策室」を設置し、「孤独・孤立担当相」が任命されています。コロナ禍が長期化した結果、孤独や孤立の問題がさらに深刻さを増している今、社会で必要な孤立支援について探ります。
1. 〈対談〉孤独・孤⽴と⼈のつながりを問う 國分 功⼀郎・松本 俊彦
2. 「望まない孤独」に必要な予防型の孤独対策 大空 幸星
3. コロナ禍における「孤⽴」の病──依存症とつながりの関係 松本 俊彦
4. “つながり”のツールと「孤独・孤⽴」 吉川 徹
5. 「孤独・孤⽴」をめぐる社会背景と政策 横山美江