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タイトル |
音楽も人を救うことができる(オンガクモヒトヲスクウコトガデキル) |
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幅広い業績と多彩な趣味を持つ皆川達夫の人柄を偲ぶエッセイ・講演集
戦後日本に西洋古楽の魅力を広めるとともに合唱指導者としても活躍、キリシタン音楽研究でも知られる一方、ワイン、ミステリーなど多彩な趣味を持つ皆川達夫。彼が遺した書籍未収録のエッセイ、講演録、鼎談等を通し、著者の幅広い業績と探究心、多くの人々に親しまれたその人柄を偲ぶ。
【目次】
1 キリスト教と音楽
グレゴリオ聖歌との出会い──わたくしたちに平和をお与えください
グレゴリオ聖歌とバロック音楽によるクリスマス──クリスマスを心穏やかに過ごしたいあなたへ、音楽の贈り物
マリア賛歌──慰めと救いを与える歌
レクイエム──その歴史とこころ
音楽とクリスマス
キリスト教と音楽──天上の調べ、キリシタン音楽
受難曲とバッハ──バッハ《マタイ受難曲》鑑賞の前に
[鼎談]ヘンデル 劇音楽作曲家の光と影
2 合唱音楽の楽しみ
中世音楽合唱団 創立40年──いま、新たな出発点
[講演]全日本合唱センター開館30周年記念に際して
ルネサンス 仏のシャンソン──音楽でも黄金時代
ムジカ・フィクタについて──ルネサンス・ポリフォニー合唱曲を歌うために
合唱名曲シリーズ
3 キリシタン音楽研究
西洋音楽事始
400年前の聖歌 復元の試み──『耶蘇教写経』を音楽調査
キリシタンの音楽
[鼎談]皆川達夫著『洋楽渡来考』が語るもの──キリシタン音楽の栄光と挫折
[講演]洋楽渡来考
[講演]かくれキリシタンの祈り
東京国立博物館所蔵ラテン語聖歌写本とイギリス外交官
キリシタン音楽に光──箏曲の調べ、口伝の歌に隠し伝えた宗教曲を発掘
4 音楽と人生
辻莊一先生追悼
ミステリーと私
音楽と友情
読書好日
「音楽」の講義
私の聴いた大指揮者
音楽も人を救うことができる
葡萄酒と食事と音楽は至福のポリフォニー
クラシック雑学事始め
古楽のたのしみ
たいせつな本
バッハ、ピアニスト、かくれキリシタン