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タイトル |
経営戦略としての取締役・執行役員改革(ケイエイセンリャクトシテノトリシマリヤクシッコウヤクインカイカク) |
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◎日本企業停滞の頑強はガバナンス未成熟にある!
◎ガバナンスがしっかりすれば、正しい意思決定がなされ、不祥事も減る!
◎そのためには、取締役と執行役員の改革を実行し、監督と執行を完全に分離すること!
日本企業のコーポレートガバナンスが十分に機能していないのは、長らく指摘されてきたとおり、監督と執行が分離できていないことが主たる原因です。
監督を行う側と、執行を任される側とが一人格化してしまっているため、健全な牽制がかかりにくい構造になっているのが現在の日本企業です。
そのため、真剣に企業価値を高めようとするならば、取締役の改革だけでは不十分であり、両者を切り離したうえで、経営執行サイドにもメスを入れる必要があります。
その意味で、本書のタイトルは「取締役・執行役員改革」をメインに据え、より広い読者の方々に、それらの改革が専門家の仕事ではなく、より経営に直結したテーマであることを知っていただくために、「経営戦略としての」という枕詞を入れました。
序 章 2021年、取締役・執行役員改革がはじまった
第1部 経営戦略としての取締役改革
第1章 取締役会に迫る改革の圧力
第2章 企業価値を高める取締役改革の論点
第3章 日本の社外取締役の実情
第2部 経営戦略としての執行役員改革
第4章 執行役員が迎えている岐路
第5章 “人”ではなく“役割”で考える役員体制
第6章 経営体制の諸問題がもたらす執行体制の変革
終 章 日本企業が世界基準に並ぶために