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タイトル |
日本語学習アドバイジング(ニホンゴガクシュウアドバイジング) |
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対話を通して自律的な日本語学習を促す「日本語学習アドバイジング」。長年の日本語教育経験があっても、アドバイジングの視座は自然に得られるわけではない。本書は、関連する諸理論とそれらを実践した12の対話例から、学習者の自律性を育む問いかけや対応について理解が深められる。また、日本語学習アドバイザーとして継続的に成長するためのポイントも示されている。日本語教育、日本語学習支援に携わるすべての方に役立つ書。
はじめに
第1部 日本語学習アドバイジングとは何か
第1章 日本語学習アドバイジングって?
1 アドバイザーは教えない?
2 日本語学習アドバイジングで何をするの?
3 日本語学習アドバイジングに役立つ知識・情報
4 なぜ日本語学習アドバイジングなのか
第2章 自律学習と日本語学習アドバイジング
1 自律学習と学習者オートノミー
2 目標設定と学習サイクルを支える日本語学習アドバイジング
3 自律学習を促す日本語学習アドバイジング
第3章 日本語学習アドバイジングのポイント
1 日本語学習アドバイジングのセッション
2 日本語学習アドバイジングのポイント
第2部 事例で学ぶアドバイジング
第2部の構成と使い方
事例1 ぺらぺらになりたい! -問題の所在を明確化する
事例2 発音が伝わらない -学習スタイルの影響
事例3 文法の違いがわからない -日本語の調整
事例4 漢字の勉強が進まない -選ぶのは学習者
事例5 専門の講義がわからない! -問題は聴解力?
事例6 レポートが書けない -文章は書き手のもの
事例7 アドバイジングの場 -雰囲気づくり
事例8 N1をとりたい! -目標設定と学習計画
事例9 やる気はあるのに勉強が始められない -やる気に火をつける
事例10 エントリーシートを直してほしい! -問う力
事例11 うまくいかないのはなぜ? -異文化適応への理解
事例12 日本人の友だちがほしい! -送り出す対応
第3部 成長する日本語学習アドバイザーを目指して
1 アドバイザー同士のつながりを築く
2 アドバイザーが成長するためのポイント
3 成長しつづけるためにできること
資料
資料1 ビジョンボード(事例1)
資料2 目標設定ピラミッド(事例8)
資料3 学習スタイル調査アンケート(事例2・事例5)
資料4 学習ポートフォリオ(事例8)
資料5 モチベーション(やる気)グラフ(事例9)
資料6 日本語学習アドバイザー研修ワークシート
索引
執筆者紹介