|
タイトル |
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 11.5(ハズレワクノジョウタイイジョウスキルデサイキョウニナッタオレガスベテヲジュウリンスルマデジュウイチテンゴ) |
|
たおやかなりし蠅王の剣セラス・アシュレイン。
その始まりの物語を、今ーー
「ハズレ枠」と称されたスキルを駆使し、強敵を、そして級友をもその手にかけた三森灯河。
迫るヴィシスとの決戦を前にした彼に、セラスは静かに語り始める。
大幻術により外の世界から隔絶されたハイエルフの国「ハイリングス」。
その国での御伽噺のような幼少のみぎり。
大切な人のために禁忌を犯し、国を追われ、ネーア聖国へとたどりついた時の記憶。
そして王女カトレアのもと、聖騎士団長としてその剣を振るった日々の名残を……。
「どこまでも。いつまでもお供します。我が主」
これは、かつて空気モブだったE級勇者に寄り添う、ある姫騎士の追憶。