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10のスキルで防ぐ!「不適切保育」脱却ハンドブック(ジュウノスキルデフセグフテキセツホイクダッキャクハンドブック) |
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■「不適切保育」を防ぐための工夫とスキルが満載!
本書は、好評既刊『言葉かけから見直す 「不適切な保育」脱却のススメ』の姉妹本。
令和5年5月、こども家庭庁より『保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等 に関するガイドライン』が発出され、それまで「正解はない」と言われ曖昧だったかかわり方に対し、「不適切はある」ということが明確になりました。
「不適切な保育」という言葉ばかりが話題になり、「自分の保育は大丈夫か?」と迷いや不安の中にいる方も多いのではないでしょうか。
子どもの命を預かる専門職として、手を抜くことも、子どもに無理をさせることもできません。「私はこれが苦手…」「今日は何だかイライラする」など、頭でわかっていても、思うようにならないことにたくさんぶつかります。
現場の保育者は、技術的な「スキルアップ」(本書では主に言葉の使い方を解説)と、基本的な考え方「マインドセット」を問い直すことで、ゆとりを生み出す力が必要となります。
本書では、基本的なスキルアップのポイントを10のテーマに整理し、適切なかかわりの「あの手・この手」の実践例について、現場で活躍する仲間からの声を集め、イメージしやすいように表現してみました。
【主な目次】
第1章 ガイドラインを読み解こう
1 ガイドラインの考え方
2 ガイドラインが示された背景
3 「不適切な保育」や「虐待等」の考え方
4 保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応に関して、保育所等や自治体に求められること
第2章 スキル別 不適切な保育へのあの手・この手
スキル1 根気よく
スキル2 落ち着いて
スキル3 演じる
スキル4 問いかける
スキル5 環境設定
スキル6 共感
スキル7 肯定的な言葉
スキル8 小さな声
スキル9 少しだけ
スキル10 こどもまんなか
第3章 すきま時間にできるスキルアップワーク
スキルアップトレーニング 考えてみよう やってみよう『あの手・この手』
ワーク1 適切な保育・不適切な保育 境界線はどこ?
ワーク2 振り返りから「あの手・この手」から見えてくる
ワーク3 言葉の引き出しを増やす
ワーク4 受容的なかかわりの効果を学ぶ
ワーク5 コンプリートセンテンスを意識した話し方
【著者情報】
菊地奈津美(きくち・なつみ)
こどもの王国保育園 西池袋園園長。東京学芸大学芸の森保育園で主任保育士兼研究員として勤務。YouTubeチャンネル「ちょび園長の保育・子育て応援TV」にて保育の情報を発信中。
河合清美(かわい・きよみ)
NPO法人こども発達実践協議会代表理事、東京都認可保育園園長、星美学園短期大学特別講師。