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タイトル |
ADHDを「才能」に換える生き方(エイディーエイチディーヲサイノウニカエルイキカタ) |
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最近、ADHDが注目を受けている。子供の6〜8%、大人の3〜4%がADHDだとされる。書道家の武田双雲は、小さい頃から少し変わっていた。野球をやっていても、突然、雲の形に気を取られてぼんやり立ち尽くしてしまったり、みんなで遊んでいても、なぜかはぐれてしまったり。何かに夢中になると周囲が見えなくなり、団体で行動するのが苦手で、空気を読めなかった。大人になってもそれは変わらず、基本的にはポジティブな性格だが、自分を責めて激しく落ち込むことがあった。ある時、大人のADHDが専門の岩波昭医師と出会い、自分がADHDであることに確信を持つ。同時に、これは自分のせいではなく、ADHDのせいなのだと思えるようになり、気持ちが解放されたという。本書は、大人のADHDで人知れず苦しんでいる方、家族にADHDがいる方などに向けて、武田氏の経験と、岩波医師の診断、ADHDの人が気をつけるとよい点などをアドバイスするもの。
序章 今、いちばん自由に自分らしく生きている
第1章 ほわっとしていた子ども時代 〜天真爛漫で明るい子〜
第2章 「ちゃんとしなさい」に苦しめられる 〜孤立を深める思春期〜
第3章 ラッキーが続く受験と就職 〜みんなが向かっているものがわからない〜
第4章 新しいチャレンジを始める 〜書道家は天命と気づく〜
第5章 ADHDの専門医を受信する 〜時代がADHDに味方してくれている〜
第6章 発達障害って、なんだろう 〜医学的見地からのアドバイス〜