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タイトル |
熟練・分業と生産システムの進化(ジュクレンブンギョウトセイサンシステムノシンカ) |
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生産システムの進化とは、技術と人間労働の組織的展開(熟練・分業)としての、もの作りの原理の革新過程のことである。アメリカ産業革命からIoT時代に至る生産システムの発展過程を5フェーズに分け、もの作りの原理の歴史的な革新が企業の競争力のみでなく、国家の盛衰にも影響を及ぼすことを解明した。経営学を学ぶ者の必読の書。
序章 生産システム研究の課題と本書の構成/第1章 労働力の機能と熟練に関するノート フェーズ 1 自立統合型生産システム 第2章 アメリカ産業革命と科学的管理法形成の歴史的基盤/第3章 テイラーシステムと熟練の機能の科学化/第4章 H. L. ガントの「課業賞与制」と科学的管理法の発展─テイラーとガントの管理論比較─ フェーズ 2 垂直統合型生産システム 第5章 フォーディズムと企業の社会的責任論/第6章 フォードシステムと分業の機能の科学化 フェーズ 3 柔軟統合型生産システム 第7章 日本的生産システムの発展と国際的評価/第8章 補論・日本的経営論に関するノート─市場と社会の対立と融合─/第9章 補論・ME技術と生産システムの柔軟性 フェーズ 4 分散統合型生産システム 第10章 生産システムの進化と分散統合型生産システムの形成 フェーズ 5 循環統合型生産システム 第11章 終章 循環統合型生産システムの模索