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タイトル |
近世文学史研究(第3巻)(キンセイブンガクシケンキュウ) |
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近世・近代の日本文学を「世紀」で切り取るシリーズ最終巻。寛政の改革に始まり日清戦争へと至る日本の十九世紀の意味を問いかける。
【序】
日本文学「十九世紀」の発見 ロバート キャンベル
【提言】
政治社会の動きを描くパノラマ的広域鳥瞰図 杉本史子
小芝居と十九世紀 佐藤かつら
【論文】
日露戦記、シミュレーションとしての戦争文学ーー『北海異談』から「日露戦争未来記」までーー 金 時徳
復古というモードーー和学から国学へーー 一戸 渉
文を見る・絵を読むーー十九世紀の草双紙における視覚表現ーー 佐藤至子
易占家と読本ーー松井羅洲『真実玉英』の世界像ーー 木越俊介
新発田藩主溝口直諒の勤王思想と文芸ーー『報国筆録』と退隠後の文事についてーー 佐藤温
【近世文学研究史攷三】
近世「文」学史から近世「文学」史へーー近世文学の発見(三)-- 木越 治