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看護学生のためのACPワークブック(カンゴガクセイノタメノエーシーピーワークブック) |
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ACP(アドバンス・ケア・プランニング/「人生会議」とも呼ばれています)とは、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い共有する取り組みのことです。将来、看護師になればだれもが患者さんのACPの場面に立ち会う可能性があります。また、いつの日か、あなたが自分のためにACPに取り組む日がくるかもしれません。
この本は、そんなACPの入職までに押さえておきたい基礎知識を、先輩看護師たちができるだけわかりやすくまとめました。エンディングノートもついているので、実際にACPに取り組んで理解を深めることもできます。
〇1 ACPって何だろう?
1 ACPって、どんなことをするの?
2 ACPが生まれたきっかけは?
3 日本のACPの流れは?
4 ACPって、まずは何をしたらいいの?
5 ACPを望まない人がいてもいいの?
6 ACPを始める時期は決まっているの?
7 ACPで検討した情報は、どう保存、共有していけばいいの?
8 ACPに取り組むタイミングは?
〇2 ACPにはどんな形があるの?
1 自分で考える
2 家族や友達と語り合う
3 医療従事者と語り合う
4 「もしバナゲーム」(TM)などのツールを使って話し合う
〇3 将来、看護師として患者や家族のACPを支えるためには?
1 意思決定支援教育プログラムを受講する
2 現在、医療現場で患者の意思決定支援はどうしている?
3 看護師はどんなふうに意思決定支援をするの?
4 看護師以外の職種は、どんな意思決定支援を行うのだろう?
〇4 先輩看護師たちが携わったACPの事例
1 看護職だったから果たせた役割
2 ケアマネジャーが中心となった「在宅看取りチームの形成」
3 看護者が患者から学ぶ経験
〇5 実際のエンディングノートを使ってACPを学ぼう
1 自分の基本情報について
2 かかりつけ医など
3 私の希望や思い
4 最期を過ごしたい場所などを考える
5 自分の意思が伝えられなくなったら
6 難しい言葉の意味を理解しよう
7 臓器提供の意思表示と代理意思決定者について
8 今の私の気もち