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タイトル |
麻雀・捨て牌読みの傾向と対策(マージャンステハイヨミノケイコウトタイサク) |
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リーチに対して危険牌をビシバシ通して、なぜか当たり牌だけはビタ止め。
こんなことを毎回できたら無敵でしょうが、そんなことは読みの達人でもできません。
では、麻雀が強い人は何を読んでいるのでしょうか?
著者のヨーテル氏は「読みは見えない何かを当てるためのものではなく、可能性を否定するために使うもの」と言います。
例えば、中張牌をバラ切りした河の人からリーチが入ったとします。そこで一発目にツカんだのが1枚切れの西。
安全牌のつもりで切った牌が「リーチ、一発、チートイ、ドラ2、ハネマン!」と言われた苦い経験が、思わず頭をよぎります。
ところが、その捨て牌の中に、トイツ落とし(同じ牌が2つあり、その2枚目は手出し)があったとすれば、どうでしょうか。
それなら、「トイツ落としがある捨て牌なら、チートイツではないはず」というロジックが成り立つので、西はいつも以上に安全な牌になります。これが「否定によってわかるもの」であり、麻雀で読むことが勝率アップにつながる理由です。
本書では、「読みとは何か?」に始まり、手牌読み、山読み、展開読み、人読みについて、解説した戦術書です。読み方のコツとして、手牌構成をさかのぼって読む「逆再生」をたびたび使用しており、「上級者はこうやって読んでいたのか」という、思考の構造がわかる内容になっています。もちろん推測には例外もあって痛い目にあうこともあるでしょうが、「読みは結局、自己責任(コラムより)」ということで(笑)。練習問題も用意してありますので、楽しみながら「読むための材料の集め方」と、「その情報をどう処理するか」を習得してください。
第1章 読みとは何か?
第2章 手牌読み
第3章 山読み
第4章 展開読み
第5章 人読み