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タイトル |
誰も教えてくれなかった 実践薬学管理(ダレモオシエテクレナカッタ ジッセンヤクガクカンリ) |
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●実践薬歴から約4年、“薬局薬学のエディター”こと山本雄一郎が贈る待望の新作!
●服薬指導やフォローアップ、トレーシングレポート、症例検討会などに関する具体的なヒントとともに、継続的な薬学管理の考え方を症例ベースで解説!
令和元年改正の薬剤師法・薬機法により、薬剤師による継続的な薬学管理が義務化されました。本書は、添付文書やインタビューフォーム、重篤副作用疾患別対応マニュアル、診療ガイドラインといったツールを切り口として、服薬指導やフォローアップ、トレーシングレポート、症例検討会などに関する具体的なヒントとともに、継続的な薬学管理の考え方について症例ベースで解説しています。
また、薬剤師として、どう準備・勉強するのか、どう後進を育成するのかという視点から、薬歴をベースとした自己学習や新人教育の方法についても紹介。新人からベテランまで、すべての薬剤師にお勧めの1冊です。
第1章 実践薬歴から、実践薬学管理へ
Introduction 継続的な薬学管理のためにーーPOSの実践
第2章 添付文書にまつわるエトセトラ
1 プラバスタチンの用法は夕食後でないとダメ?
2 プレガバリンによる転倒とその理由
3 ビベグロン服用患者が一律ミラベグロンへ
4 エナラプリルによる眠気を心配する女性
5 トホグリフロジン服用後の血圧上昇は本当に副作用か?
第3章 重篤副作用疾患別対応マニュアルやガイドラインから学ぶ
1 ロキソプロフェンを投薬する際に気をつけることは?
2 デュロキセチン服用患者の腎機能や肝機能が悪かったら?
3 ボグリボース初回投薬時に気をつけることは?
4「 ボグリボースを飲み損なう患者」についての症例検討会
5 ベニジピンに対する認識(薬識)に注目してみる
第4章 薬剤情報提供書や患者指導箋が関与する事例から
1 カンデサルタンは強い薬ですか?
2 ロスバスタチンとAl、Mgの相互作用をどう説明しますか?
3 アムロジピンとGFJの相互作用をどのように指導しますか?
4 アトルバスタチンによる横紋筋融解症をどう説明しますか?
5 トアラセット®とメトクロプラミドの併用はいつまで?
第5章 添付文書を超えていこう
1 どのような患者にフォローアップをすればいいですか?
2 バラシクロビルを出したくない患者背景は?
3 イトラコナゾールとニフェジピンを一緒に飲んでもいい?
4 Triple whammy にしないために何ができる?
5 第3世代のミネラルコルチコイド受容体拮抗薬を投薬する前に
Additional Point
1 病態禁忌を回避する
2 添付文書における腎機能表記の乱れ
3 添付文書に登場しない専門用語
4 腰痛診療ガイドラインから想定される薬物相互作用
5 RMP と患者指導箋─エンパグリフロジンを例に
6 実践! 患者フォローアップ
7 アメナメビルの動態解析
Short Essay
1 リアリティとノイズ、そしてノイズの利点
2 読書について
3 僕の薬剤師論
4 薬剤師のアイデンティティ