●腎と薬に関する質問に真摯にお答えします 薬剤師の仕事には疑問が尽きません。「この処方のままでよいか？」「投与量はこれでよいのか？」「疑義照会すべきか？」「患者にどうやって説明すればよいか？」、腎と薬のスペシャリストである著者が、これまで寄せられた多数の質問のなかから121個を厳選し、最新の知見を踏まえて真摯にお答えします。 どこからでも気軽に読み始めることができますので、「点としての疑問」がひとつずつ解消されていきながら、すべての章を読み通せば腎と薬に関する臨床の疑問が徐々に線となって理解することができるはずです。「薬のことなら任せておけ！」と言われる信頼される薬剤師になってほしい、そんな塾長の熱い思いが詰まった1冊です。 第1章　腎臓病について Q1. 急性腎障害、薬剤性腎障害 Q2. 鎮痛薬とNSAIDs Q3. 高齢者薬物療法 Q4. 糸球体過剰濾過と蛋白尿 Q5. CKD治療、SGLT2阻害薬 第2章　薬物動態について Q1. 腎機能低下時の投与設計・薬物動態 Q2. 腎機能の正しい把握 Q3. 浮腫の患者の腎機能 Q4. 高齢者の腎機能 Q5. ラウンドアップ法 Q6. 酵素法の血清クレアチニン値に0.2を加える方法 Q7. シスタチンC Q8. 肥満患者の腎機能評価 第3章　各科の臨床・薬物療法 Q1. 降圧薬 Q2. 循環器用薬 Q3. 鎮痛薬を除く整形外科処方と皮膚科処方 Q4. 糖尿病と血糖降下薬 Q5. 感染症と抗菌薬 Q6. がん 第4章　腎不全合併症と透析 Q1. CKD-MBD Q2. 高カリウム血症 Q3. 便秘と腸腎連関 Q4. 透析、血液浄化