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タイトル |
米中争覇とアジア太平洋(ベイチュウソウハトアジアタイヘイヨウ) |
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2010年代半ばまで、アメリカを中心とする西側諸国は、中国が経済的に発展するにつれて、国内も民主化し、世界的にも「責任あるステークホルダー」になると期待した。アメリカはこうした期待を持って、中国に対する「関与(engagement)」政策と、中国の危険な政策、たとえば台湾に対する軍事的威嚇などに対しては、「封じ込め(containment)」の政策をとったが…。
【序論】 本書の課題と構成
【第1部】 アジア太平洋リバランスと日米関係
第1章 日本の国家アイデンティティと戦略的課題
第2章 さまよえるエンゲージメントーーロバート・ロスの議論を追って
第3章 1970年代における日本の核武装論の戦略的思考ーー日米同盟の作用と日本の政策的選択のバランス
【第2部】 中国をめぐる戦略環境
第4章 台頭する中国の多元化と対日外交
第5章 オバマ政権における台湾への戦略的曖昧政策ーーリバランスからの新アプローチ
第6章 アメリカの同盟関係から見る対中国政策の変遷
【第3部】 中国の経済発展と日本の人的交流の一側面
第7章 世界経済におけるアメリカと中国の戦略ーーアメリカのTPP離脱は本当に有効な戦略か?
第8章 国際共産主義運動と邦人抑留から考える日中交流人口の今後
【第4部】 コロナ禍とインド太平洋の国際環境
第9章 コロナ禍とアジア太平洋の安全保障環境
【おわりに】