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タイトル クマはなぜ人里に出てきたのか(クマハナゼヒトザトニデテキタノカ)
著者名 永幡嘉之(ナガハタヨシユキ)
出版社名 旬報社
ジャンル 科学・医学・技術
isbnコード 9784845119530
書籍のサイズ 単行本
発売日 2024年10月15日頃
販売価格 1,870
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大量出没と人身事故の増加でマスコミを騒がせるツキノワグマ。背景では何が起こっているのか? 著者が大切にしているのは「自分の眼で見て考える」こと。  クマの棲む山岳から里山まで丹念に調べ歩き、クマと人間との関係を読み解いていきます。「怖い」だけでは終わらせず、クマという生き物を知る面白さを考える一冊です。 はじめに 第1章 秋田県で何が起こっていたのか ツキノワグマの大量出没 動物の多さは何の前兆なのか 山形県と秋田県での違い 起こっていることを確かめる なぜ人里に出てくるのか 第2章 ツキノワグマとの出会い 自然への興味は昆虫から ツキノワグマとの出会い 世界のブナの森を歩くなかで ブナの新芽を食べるクマを撮りたい 試行錯誤の日々 ブナの樹上のクマを見つける 次々に見つかるクマ 経験を重ねてゆく 10年の時を経て 第3章 ツキノワグマの生活の全体像 断片をつなぎあわせて 1 春はブナに上る 2 クマ剥ぎ 3 さまざまな食べもの 4 ドングリを食べる 5 「クマの寝床」は本当にクマのものなのか 第4章 クマ狩りという文化 有害捕獲と狩猟は別のもの 春山でのクマ狩り クマ狩りは雪崩地形で 集団で引き継がれた民俗知 第5章 再び、秋田県の現場で考える 専門家を現場に誘う 昼間に親子が出てくる理由 3つの大凶作 クリをすさまじく食べていた クマが畑に出てくる ソバを食べるクマ ソバが食べられてしまった理由 山形県では姿が消えた 人身事故はなぜ増えたのか いつまでもクマが出る 第6章 人とクマとの関係 結局のところ、何が起こっていたのか クマの個体数は増えているのか 環境収容力の問題 アーバンベアは生まれていたのか クマの変化は人間の生活の変化に対応していた 共存は生易しいことではない どこで折り合いをつけるか 1 駆除もしくは狩猟による対策 2 狩猟以外の対策 第7章 長期的な視点では、何ができるか 駆除と保全が同時に必要な理由 生物多様性は低下している 確保すべきは森林の「広さ」と「つながり」 1 森の広さ 2 森の連続性 不可逆的な開発が森を分断する 社会が乗り越えるべき壁 おわりに あとがき






 
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