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タイトル |
多軸的な自己を生きる(タジクテキナジコヲイキル) |
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文化人類学者が自ら語る、自身の複数のポジショナリティの対立とは。立場の複数性と相対性を再帰的に考察する論考集。
序 章 多軸的な自己を生きる私たち
第一部 「日本人」人類学徒の異文化フィールドワーク体験
第一章 ポジショナリティを学ぶ、学び直す
-フィールドにおける「私」のゆらぎ
第二章 ブータン人技能実習生と留学希望者とのかかわりから考える
-フィールドにおける自己変容の失敗
第三章 「病人」になり「文化人類学者」ではなくなる
第二部 「イスラーム」の宗教と生
第四章 イスラームと人類学をめぐるオートエスノグラフィ
第五章 「他者」として「他者」にかかわる
-日本社会を生きるムスリム女性に向き合うことを通して
第三部 文化の外部と内部の往還
第六章 厳密な意味でのストレンジャーのライフストーリー
第七章 ネイティヴの人類学者になるということ
-日本で人類学を学んだモンゴル人人類学者の事例から
第八章 食べ方を知っているか
-マレーシア・クランタン・プラナカン
華人コミュニティにおける、食べ物にもとづいた複数のエスニック・ポジショナリティ
終 章 人類学的に生きるということ