特攻隊と共に戦った「もうひとつの蛍」の物語ーー。
「神風」にただ一人異議を唱えた29歳の若きリーダー美濃部正少佐。
伝説の夜襲攻撃隊「芙蓉部隊」を率いて終戦まで命をかけて戦い抜き
米軍を震え上がらせた。
誰もが冷静な判断力を失う窮地にあって、
しなやかな理性と、揺るぎない信念に基づき、
愛するもののために戦った美濃部少佐。
上官に意見することが罪に問われた時代、
「特攻」に異を唱えた彼の人間性と勇気ある生き方を主軸に、
芙蓉部隊の隊員たちと彼らの基地を支えた人々、
そして、母や妻との愛や絆を描くノンフィクション。
「真に生きる」ために、「死を覚悟して」戦った彼らの人生を前にして、
現代の私たちは、この一度きりの人生をどう生きるのか。
生きるとは何か、真の愛とは何か、日本人の誇りをいかに貫くか、
を問いかけるノンフィクション!