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大好評、齋藤先生の図解シリーズ第1弾!
孔子の教えを学び、軽やかに生きよう
2500年もの間、読み継がれ、多くの人の心の支えとなってきた『論語』。
いまでは、この『論語』を必須にする小学校が増え、
ビジネスでも論語に学ぶ動きが出てきています。
論語を愛してやまない齋藤孝先生は言います。
「これまでの価値観が揺らぎ、不安が増大するいま、
多くの日本人が論語に『筋の通った生き方』を
見出そうとしているのではないでしょうか」と。
本書では論語を図にすることによって、
論語をすっきり理解し、実践し、
自分のワザにしていくという作りにしています。
「論語に親しむ=心の骨格づくり」のきっかけになる1冊です。
◆出版社からのコメント(前書)
「正直者がバカを見る時代になったのではないか」
そんな不安が、この国を覆い始めています。格差社会という言葉もそれを裏付けるようなものだし、真面目にやっているのにちっとも報われない、と思っている人もたくさんいます。かと思えば、「濡れ手に粟」のように儲ける人もいて、そういう話を聞くとさらにげんなりした気分に包まれます。自分がバカを見ているのではないかという疑いは、社会への信頼感を失うと同時に自分の今までの生き方に対しても不信感を生んでしまいます。その悪循環には、何一つよいことがありません。
本書では、論語を「すっきり読んでもらう」ことを意識しています。孔子の言葉はもともとすっきりしていますが、なにしろ2500年も前の文章です。そこで、どの言葉にもわかりやすい図を作ることを試みました。
論語を「何だかスゴそうとぼんやりとらえるのではなく、図を頭に入れて理解し、実践して自分のワザにする。実際に行動してみると、「孔子の言葉はやっぱり確かだった」と体得するでしょう。そしてまた、たびたび図を思い返し、自分の行動の指針にしてほしいのです。
論語の言葉は自分がどんな心理状態にあろうとも、変化しません。この人とつき合うかどうか迷ったとき、甘い儲け話がやってきたとき、仕事のできない部下や、話を聞いてくれない上司と出会ったとき、この本にある言葉をつぶやいてください。論語は孔子がふと漏らしたつぶやき。そのつぶやきを弟子たちが残してきた、歴史的にも貴重なツイッターです。今度は私たちが、孔子のつぶやきを自分たちのつぶやきに変えていく番です。
1回つぶやいてダメなら、10回つぶやいてみましょう。10回でもダメなら、100回つぶやいてみましょう。そうすると、その言葉は自分を支える礎石になっていきます。
(本書の「はじめに」「おわりに」を抜粋・構成しています)
はじめにーー論語の正しいリスペクト方法
第一章 仕事編
第二章 人間関係編
第三章 学び編
第四章 生き方編
おわりにーー論語は人生の処方箋