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タイトル |
なぜ私は怒れないのだろう(ナゼワタシハオコレナイノダロウ) |
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本書は「怒れない人」のためのアンガーマネジメント本です。
怒りの感情をコントロールするために米国でうまれたアンガーマネジメントでは、「怒れない」こともきわめて重要な状況・症状として捉えます。必要な時に正しく怒り、不必要な時には怒らないためのトレーニングがアンガーマネジメントです。怒りは生き物が持つ、ごく自然な防衛感情です。あなたの人生をより良く、実り多きものにするために、怒りは絶対に必要な感情なのです。
世の中を見れば老若男女を問わず、直接自分には関係のないことに対してまで怒っている人がたくさんいます。けれど、その影で声を上げずに我慢している人も多くいます。正しく怒れない人の特徴はおおよそ7つに分けられます。本書ではタイプごとに解消すべき事柄を提示し、怒り方のポイントやコツを伝えます。巻末には「うまく怒れない人のケーススタディ」を掲載しましたので、すぐにお役立ていただけると思います。
1章 怒れない人は損をする
怒れない人が増えている/人を怒れなくした理由その1:褒めて伸ばす文化/人を怒れなくした理由その2:SNS文化/怒るべき場面、対象がわからない/怒れない人は損をする/自分が我慢すればいいと思っている人へ/怒らないことでいい人を演じようとしている人へ/怒ることの大切さ
2章 あなたが怒れない7大理由
いい人でいたいと思っている/怒ることを恥ずかしいことだと思っている/怒り方がわからない/怒っても仕方がないと思っている(怒ることを諦めている)/間違えたくない/自分に自信がない/責任をとりたくない/怒りを怒りだと感じていない/怒っている人を見ると怖いと思う
3章 何のために怒るのか
怒り上手はリクエスト上手/リクエストを具体的にする4つの視点/上手に怒れている理想の人を探す/怒れない負のパターンから抜け出す
4章 怒ることに自信が持てるようになる10の習慣
習慣その1:マイナスの感情をなかったことにしない/習慣その2:小さな幸せを見逃さない/習慣その3:小さな成功に気づく/習慣その4:「ありがとう」をたくさん言う、感謝されることに慣れる/習慣その5:承認する、承認されることに慣れる/習慣その6:誰かと比べない/習慣その7:大好きなモノを一つだけ見つける/習慣その8:付き合う人を選ぶ/習慣その9:マイナスをプラスに言い換える/習慣その10:今目の前のことだけに集中する
5章 怒れない人のためのケーススタディ
打たれ弱い部下への怒り方/前職でのパワハラがトラウマになっている/怒ることが面倒くさい/悲しさが先にきてしまって怒れない/その場で怒れない/寝ると怒りを忘れてしまう/会社でパワハラにあっている/能力が低いが悪気はない後輩に怒るべき?/同僚から舐められていると感じる/仕事で付き合っているだけの人への怒り方/嫌われるのが怖くて怒れない/リモートワーク中の部下への怒り方とは/夫婦喧嘩で言い負かされてしまう/価値観の違いに疲れた