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タイトル |
神秘なるオクトパスの世界(シンピナルオクトパスノセカイ) |
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生物界を超え、AIからロボット工学まで、
あらゆるジャンルの研究者から熱い視線を浴びる、タコ研究の最前線!
日本人には主に食用としてなじみの深いタコは、サメやアザラシなど、あらゆる海の捕食者にとっても美味しいごちそうだ。
身を守る殻や硬い骨を持たない代わりに、タコは8本の腕、3つの心臓、9つの脳という特異な体と高い知能を駆使し、“海底の賢者”として世界の海で繁栄してきた。
近年、タコの研究は爆発的に発展しており、タコが記憶力、学習能力、自制心といった、「賢い」とされる動物に特有のものと考えられがちな特徴を有していること、異種の動物たちと協力関係を結ぶことさえあることもわかってきた。そして、異種の動物との交流には、人間とタコの関係も含まれる。
分類学上の大きな隔たりにもかかわらず、人間とタコは心を通わせることができるように思う、と著者は言う。
本書は、タコというとびきり奇妙で神秘的な生き物の生態に迫る1冊である。
序文
プロローグ
第1部 カムフラージュの名手
第2部 軟体の賢者
第3部 タコの王国
エピローグ
オクトプロファイル