社会にはさまざまな法規範があり、それらを知らないまま社員が法違反を犯せば、個人にとっても、また企業にとっても大きな痛手となります。 特に昨今は、コンプライアンスに対する社会的な意識が高まるなか、企業としても、自社の社員には基本的な法律知識を身に付けておいてもらう必要があります。 しかしながら、新入社員や若手社員は学生時代に法律を学ぶ機会があったとしても、必ずしも「自分事」として捉えているわけではありません。 そこで本書では、新入社員や若手社員が働くうえで遭遇する職場内・職場外の身近な場面を取り上げ、Q＆A形式（1問1頁）で平易に法的留意点を解説します。 企業の新人研修用テキストとして、文字数を極力少なくするとともに、イラストも盛り込み、新入社員基礎講座の「法律編」として、セットで活用してもらうことを想定しています。" 第1章　入社直後に直面する出来事 第2章　労働条件や処遇についての疑問 第3章　仕事をするうえでの決まりごと 第4章　仕事中にミスや事故があったとき 第5章　顧客や取引先との関係