クラシック音楽の30年をひもとき、
激動の時代を語り尽くす。
痛快無双のクラシック音楽談義!
カラヤン、バーンスタインが逝き、
アバド、クレーメルが新しい道を開拓。
そしてドゥダメル、クルレンツィス登場。
古楽運動にアメリカの没落を重ね合わせ、
マーラー・ブームを佐村河内事件の淵源と喝破する。
博覧強記の思想史家・片山杜秀と
演奏史の語り部・山崎浩太郎が
激動の平成時代をクラシック音楽という視点から語り尽くす!
片山──平成という時代に特徴的なことといえば、
やはり壮大なまがいものにこそ感動するというところじゃないでしょうか。
山崎──昭和まではクラシックをめぐる言説が男目線中心だったのが、
女性の力が増したからこそ、
テノール歌手の魅力が堂々と語られるようになった。
片山──森繁久彌と吉田秀和は同い年。これ重要(笑)。
山崎──宇野功芳の存在は、ある意味で司馬遼太郎と似てると思うんです。
※本書は衛星デジタル放送ミュージックバードで2018年8月に放送された
ウィークエンド・スペシャル「夏休み自由研究〜平成音楽史」の内容に
大幅な加筆をほどこし、テーマごとにコラムを追加したものです。
ミュージックバードはTOKYO FMグループの衛星デジタルラジオ。
JCSAT-2A(スペースディーバ)から日本全国に向けて放送する
高音質“音楽専門”有料放送です。
クラシック、ジャズの専門チャンネルのほか、
スタンダードパックでは音楽ジャンル別に50チャンネルから楽しめます。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
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