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今こそ日本の学校に!イエナプラン実践ガイドブック(イマコソニホンノガッコウニイエナプランジッセンガイドブック) |
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イエナプランは公立学校の変革を目指した教育です。また各地の特殊な状況を活かし自ら生み出して行くオープンモデルの教育です。学校教員チームを率いるリーダーとして、また、子どもたちの幸せな発達を目指す学級担任として、子どもたちに学ぶことの楽しさを教え、主体性と協働を尊重した教育のあり方を改めて振り返るために、本書をぜひご活用ください。
【理論編:イエナプランの基礎知識】
1.イエナプランの魅力:グローバル時代の人間形成/新学習指導要領とイエナプラン/頭と心と手による発達/ペーターセンが描いた理想の学校
2.メソッドでなくビジョン: 8つのミニマム(スース・フロイデンタール)
3.オープンモデルとしてのイエナプラン: 20の原則(オランダ・イエナプラン教育協会)
4.イエナプランが目指すクオリティ: 6つのクオリティ(ケース・ボット『イエナプラン21』)/コア・クオリティ/7つのエッセンス
5.イエナプランの基本的要素
【実践編(やってみよう):イエナプランを教室・学校に取り入れるためのヒント】
1.グループづくり:違いから学ぶためのグループ/ファミリー・グループ/テーブル・グループ/グループからコミュニティ(共同体)へ
2.4つの基本活動:対話・遊び・仕事・催し/週の活動の流れ/対話/遊び/仕事/催し
3.ワールドオリエンテーション:その意義・教科学習との関係/ホンモノに対するホンモノの問い/テーマは子どもの身近な世界から/ワールドオリエンテーションの進め方(ヤンセンの自転車モデル)/マインドマップを作る/各ステップでグループ・リーダーが留意する点/ストーリーライン・アプローチ
4.カリキュラム・マネジメント:イエナプランの舞台裏/多様な教材を準備する/基本活動を多目的に教職員チーム全体の協働と分担を/フィードバックと記録
5.評価・通知・懇談:評価と通知/ポートフォリオ/学習者主体の懇談会/基礎学力の発達モニター
6.学びのオーナーシップ(当事者意識): 動きと選択の自由が責任意識を生む/子どもたちによる自治
7.主体的で対話的な学校の環境とは:リビングルームとしての教室/教室の外のスペース(校舎)/校庭/学校の外へ
8.生と学びの共同体:学校共同体 理想の未来社会の実現/保護者に学校の活動に参加してもらう
9.チームとしての教職員:全校の教職員が全校の生徒を見守る/教員の自己評価、学校の自己改善
10.スクール・リーダーシップ:管理者からファシリテーターへ「/学習する学校」はスクール・リーダーから
【どうすれば日本の学校でもイエナプランが可能になるか】
イエナプランを日本で実践する:教材の捉え方を見直す/教員の働き方改革のきっかけに/特別支援教育の見直し/学校環境は教育の中身が決める/教材の捉え方を見直す/教員が学ぶ時間と費用の保障を
付録:よくある質問集/ちっちゃなニルス/ライオン蟻に聞いてごらん/ワールドオリエンテーション・アクティビティ集/オランダの中核目標(学習指導要領)における〈自分自身と世界へのオリエンテーション〉の課題/アイスブレイクやエナジャイザーとして使える遊びの例