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タイトル |
言葉である。人間である。(コトバデアル ニンゲンデアル) |
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芥川賞作家による渾身の読書案内
作家・藤沢周は選書・書評の達人である!
2013年から2019年まで、時代と社会の様々な動きの中で社会の深層に測鉛を下ろし、書物を厳選。ジャンルは多岐にわたり、現代においても重要なヒントとなる古典も取り上げる。
書物の心拍に耳を澄まし、その沸点の高低に狂喜乱舞する。
《新自由主義という、はしたなき競争と経済効率優先の思考にとっては、人間本 来が持っている、言葉によって思考し、想像し、共生し、創り上げていくという知性が、邪魔以外の何ものでもない。…世に瀰漫する数式化、確率化できるかのようなロゴス(論理)からはみ出た、豊饒なる言葉こそが、文学であり、人間の言葉なのである。》(「まえがき」より)
特注の本棚
◆2013年…開高健、井筒俊彦、世阿弥、三浦しをん、C・ブコウスキー
◆2014年…辻原登、堀江敏幸、古井由吉、G・マルケス、若松英輔
◆2015年…P・オースター、武田砂鉄、西部邁、羽田圭介、親鸞
◆2016年…佐藤健志、吉見俊哉、高村薫、陣野俊史
◆2017年…E・トッド、川端康成、加藤典洋、東浩紀、若竹千佐子
◆2018年…尾崎佐永子、長谷川郁夫、三田誠広、若林正恭、笙野頼子
◆2019年…齋藤美奈子、古今和歌集、中沢新一、澤野雅樹ほか