アナール派歴史学が拓いた“心性史”の鮮やかな到達点、遂に完結!
『身体の歴史』『男らしさの歴史』に続くシリーズの掉尾を飾る三部作完結編、アナールによる「感情史」の決定版が、遂に完結。最終巻は、感情を対象としてきたあらゆる学問領域が精査され、「感情を考える」、「一般的な感情の生成」、「トラウマーー極限的な感情と激しい暴力」、「感情体制と情動の系譜」、「感情のスペクタクル」という五つの問題設定において、20世紀〜現代における感情の社会的生成過程が追究されている。あらゆる側面から感情のメカニズムが考究され、現代人の感情体制が明らかにされる。