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タイトル |
明解!漢字名探偵(メイカイカンジメイタンテイ) |
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「もやし」の漢字があるってた?
漢字は、「象形」「指事」「会意」「形声」「仮借」「転注」の6つの方法(「六書(りくしょ)」という)が基本となってつくられている。形、意味、読みなどの影響を受け長い年月をかけて発展し、現在の形になった。また、古代の中国人は、可能なら漢字一個で、ありとあらゆる現象、存在を書きたいと思っていた。だから「手首」を示す漢字がある。くしゃみは「嚏」と書く。当然、新しい漢字がどんどん生まれる。途中で意味が変わったり、意味や読みがわからなくなってしまった謎漢字もある。私たちが思い込んでいるものとはまったく異なる意味をもつ字もある。漢字は生き物なのだ。
本書は40の部首ごとに「一般的な漢字」と「知らなくてもいい漢字」を解説。さあ、漢字探偵になった気分で、漢字の謎を解読しよう! 漢字の成り立ちがわかると、さまざまなうんちく・教養も身につく。漢字がもっともっと楽しくなる。
叫=阿鼻叫喚の「さけび」とは/亥=イノシシではなくブタの骨/匂=中国語からつくられた国字/寺=もともとは迎賓館だった?/岳=御嶽と御岳、どう違う?/幽=かすかで得体が知れない/店=土地の神様に許可してもらう/弔=天の神が降臨する姿/打=釘を打つ音でもあった/春=屯と日からつくられた漢字/欧=ヨーロピアンとは程遠い意味/皇=古くは自のパーツを書いていた/糴=どこで使われている字?