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タイトル |
神川松子・西川末三と測機舎(カミカワマツコニシカワスエゾウトソッキシャ) |
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1920年にロバート・オーエンらの思想を取り入れた労働者の自主管理生産協同組合「測機舎」を樹立し、ユニークな組合を成功させた松子と末三の経歴から、測機舎の成立に至るまでの歴史。
測機舎創立100周年記念出版!!
平民社と関係し管野スガらと社会主義的な女性運動を担ったことで知られる神川松子と、社会主義の面でも女性の地位向上の面でも、松子を懐深く応援した、林業学者西川末三。台湾での「修行時代」を経験したのち、二人は労働者の生産協同組合「測
機舎」を作る。「測機舎」には、社会主義を実世界において具体的に生かそうという、世界でもユニークな試みを見ることができる。
はじめに
第一部 測機舎の歴史的意義
神川松子と西川末三の作った労働者生産協同組合ー日本の中の世界史としての測機舎ー 南塚信吾
一 神川松子と平民社
二 西川末三と台湾
三 翻訳家松子と末三の「転機」 1914-1920年
四 「測機舎」
五 日本における「空想的社会主義」の理解
六 「測機舎村」-日本のニュー・ラナーク
おわりにー世界史の凝縮としての測機舎
第二部 神川(西川)松子資料 解題 南塚信吾
一 女性の解放をめざしてー平民社時代 1905-1908年
二 「赤旗事件」関係 1908年
三 女性の地位向上をめざして 1914年ー1921年
四 ブーニンの翻訳 解題 望月恒子
五 トルストイの翻訳 解題 南平かおり
第三部 測機舎誕生資料 解題 樋口兼次
一 規約関係
二 新聞記事
補遺 「士魂商才」 西川末三
ごあいさつ 西川正幹
おわりに 南塚信吾