『月夜のサーカス』
ひとつひとつ、街灯の灯りがともる石畳に、ほろ馬車のひづめの音と鈴の音が響きます。
異国情緒とレトロな雰囲気の『月夜のサーカス』は、絵ものがたりのミュージカル。
不思議な世界のはじまりです。
<ゲラの先読み:読者の声より>
サーカス団とねずみのお客さん。どんなにすごい技を魅せても、ねずみは満足しない様子の掛け合いが、リズミカルな文字なので、歌のように読めてとても楽しかったです。
そして、団長さんの心の広さ。
ねずみたちが満足しない姿を見ても怒らず、団員たちをまとめてお客さん(ねずみさん)を喜ばせようと考える姿がとっても素敵でした。
最後の出し物では、予想できなかった展開にワクワクしました。
今まで、月を見るとうさぎをイメージしていましたが、この本を読んでから月を見つけると、ねずみを想像してしまうようになりそうです。
もしかしたら、音も聞こえてくるかもしれない、なんて思いながら。。。
(30代・2児の母)