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タイトル |
氷の王子と魔法使いは花の褥で恋を語らう(コオリノオウジトマホウツカイハハナノシトネデコイヲカタラウ) |
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永遠にも思えた孤独に、君だけが春を運んでくれた
感情が動くと、無意識に花を降らせてしまう魔法使いのラファ。
そのせいで仕事をもらえず、
花を抑えられる「冬の秘宝」を求めて北の城砦へ旅立つ。
氷に閉ざされ、怪物が棲むという城で出会ったのは、
狼を従えた冷たい瞳の王子・ウィルクだった。
吹雪に阻まれて、春まで留まることになるラファ。
ウィルクに頑なに遠ざけられるが、
それは彼の「触れた者を凍らせる」呪いのせいでーー。