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フェイクニュースに震撼する民主主義(フェイクニュースニシンカンスルミンシュシュギ) |
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フェイクニュース拡散問題の発生源となったアメリカの状況と比較して、韓国、日本での選挙に関わるフェイクニュースの拡散状況とそれに対する有権者の認知について論究する。さらに、比較政治学の視点から、その現象の構造的な要因について、分極化をキーワードに、メディア環境と政治環境の特徴から検討する。また、フェイクニュースの渦から完全に逃れることができない中で、我々はどのような対策を講じることが可能かを展望する。
序 章フェイクニュースに震撼するポスト・トゥルース時代の民主主義(清原 聖子)
第1章アメリカ政治における「フェイクニュース」の進化と影響(ダイアナ・オーエン、(訳)松本 明日香)
第2章アメリカにおけるフェイクニュース現象の構造とその対策の現状(清原 聖子)
第3章 2017年韓国大統領選挙におけるフェイクニュースの生産・拡散ネットワークと政治的影響力の分析(高選圭)
第4章韓国におけるフェイクニュースの規制の動き(李洪千)
第5章日本の有権者はいかにニュースをフェイクと認識したかー 2017年衆院選における「フェイクニュース」の認知 -(小笠原 盛浩)
第6章ウェブメディア運営者の視点から考察する日本におけるフェイクニュース拡散の仕組み(奥山 晶二郎)
第7章鼎談 米韓との比較から見る2019年参院選におけるフェイクニュース(清原 聖子・小笠原 盛浩・李洪千)