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タイトル |
星屑鉄道の鉱石カフェ(ホシクズテツドウノコウセキカフェ) |
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この世ならざる場所を駆ける『星屑鉄道』は、悩める人の前にふと現れる。その「食堂車」で提供されるのは、きらきらと煌く「鉱石スイーツ」だ。この列車の車掌は、底抜けに明るくポジティブな金の瞳の美青年。その正体は「生と死の境界の番人」。大の人間好きで、人間が長生きすることが喜ばしいと思っている。そしてスイーツを作るのは、深海色の髪の物憂げな青年。正体は「縁結びを得意とする海の死者」。とある事情により堕天使となったが、人間の助けになりたい気持ちは変わっていない。この風変わりな二人が、次々と現れる「悩める人間たち」を優しく「ふたたび前を向いて生きる」方向へと導いていくーー。