BOOKサーチ |

タイトル 「お静かに!」の文化史(オシズカニノブンカシ)
著者名 今村 信隆(イマムラ ノブタカ)
出版社名 文学通信
ジャンル ホビー・スポーツ・美術
isbnコード 9784867660706
書籍のサイズ 単行本
発売日 2024年12月04日頃
販売価格 2,090
チラよみURL
サーチ
google yahoo rakuten amazon
芸術と出会う場所、美術館。 その鑑賞はどのような環境で行われるのが望ましいのだろうか。 「お静かに!」と言わざるを得ない環境に関わるすべての方に。 作品にじっくりと向き合い、それを味わったり理解したりするための〈沈黙〉か〈静粛〉か。 それとも〈語らい〉や〈対話〉のある空間か。 作品の鑑賞にとっては、どちらが、より好ましいだろうか。 あるいは、どちらがより「正しい」のだろうか。 本書は、美術作品の鑑賞という営みと、「声」や「会話」との関係について考えます。「お静かに!」の背後にひろがる諸問題についてです。 〈沈黙〉や〈静粛〉か。〈語らい〉や〈対話〉か。 対立させて考えるのではなく、両者に真摯に向き合い、人間にとっての根源的な欲求である美術鑑賞、その空間を考えます。 美術館だけではなく、図書館、劇場、コンサートホールなど、公共性のはざまで揺れながら考える人に。ぜひお読みいただきたい本です。 【熟視し、黙想し、芸術作品の深みへと沈潜していくこと。  対話し、ときには笑い合い、隣にいる人たちとのコミュニケーションを含めて作品を楽しむこと。  人は、その両方を求めてきたし、今日も求めているのではないか。芸術作品はこれまでその両方の求めに応じてきたし、現在も、そして未来も、応じ続けていく力を備えているのではないか。だからこそわたしたちは、二つの営みのどちらにも、真摯に目を注いでみる必要があるのではないだろうか。】……「はじめに」より






 
お問い合わせ