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タイトル |
持続可能な世界へ(ジゾク カノウナ セカイ エ) |
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私たちは、人間社会の持続性(サステイナビリティ)が問われる時代に生きている。地球温暖化や食料・水問題、資源・エネルギー、経済格差問題などは、遠い問題ではなく、様々な形で茨城の地域や私たちの生活にも影響を与えている。これらの問題を取り上げ、分析し、解決のビジョンを考えようとしたのが、2007年6月から2年間、103回にわたって連載された茨城新聞のコラム「茨城大学発:持続可能な世界へ」である。このコラムを通じて、茨城大学地球変動適応科学研究機構(ICAS)をはじめ、サステイナビリティ学連携研究機構に参加した東京大学、京都大学、北海道大学、東洋大学などの研究者や地域の産業界、教育界の関係者が様々なメッセージを発している。本書は、そのエッセンスを集めており、現代社会の情勢や21世紀を生きる哲学、地域社会の展望、サステイナブルな暮らし方などに関するユニークな見方を示すものである。