|
タイトル |
キルヒャーの世界図鑑(キルヒャーノセカイズカン) |
|
キルヒャーの独創的で夢幻的な業績の数々は、澁澤龍彦らに影響を与え続け、U・エーコに「全著作を所有するためならば全てを投げ打つ覚悟がある」とまで言われた。キルヒャーの奇怪な図像から、奔放な想像力の世界を再生したロングセラー。1986年の邦訳初版から、40年弱の時を経て図像を全面リマスター&20ページ増補!!
1 失われた知識の探求
第1章 遅れてきたルネサンス人
第2章 綺想者の生涯
第3章 古代神学と比較宗教
2 万物遊覧
第1章 ノアの方舟:空想動物と分類学のこころみ
第2章 バベルの塔:巨大建築と言語の史学
第3章 ラティウム:ラテン民族の原風景を訪ねて
第4章 中国:中国文明エジプト起源説
第5章 エジプトのオイディプス:神聖文字の解説と秘教の系譜
第6章 音楽:自動演奏機とコンピュータの初歩
第7章 普遍的魔術師:宇宙の磁石としての神
第8章 地下世界:火成論、自然発生説、反錬金術
3 アタナシウス・キルヒャー頌
第1章 略伝と驚異博物館 澁澤龍彦
第2章 『シナ図説』の想像力 中野美代子
第3章 三人のキルヒャリアン:キルヒャー自然学の継承 荒俣宏
キルヒャー図像拾遺
[資料]アタナシウス・キルヒャーをめぐる参考文献一覧
訳者あとがき 川島昭夫