|
タイトル |
言語の認知神経心理学(ゲンゴノニンチシンケイシンリガク) |
|
認知神経心理学的分析、手法を学ぶことで、より適切な言語治療へ!
本書では、第1章「理論的観点と方法」で、認知心理学と神経心理学との関係、従来のロゴジェン・モデルから、コネクショニスト・アプローチを代表するトライアングル・モデルまで、わかりやすく解説。続く第2章「各種神経心理症状の認知神経心理学的分析」で、失語症、読みの障害、発達性ディスレクシア、文と動詞について解説します。さいごに、「認知神経心理学的アプローチによる言語訓練」として、失語症、失読・失書、発達性ディレスレクシアへの指導方法を紹介。失語症臨床に新しい視点をプラスする1冊。
■序文 種村 純
Chapter 1 理論的観点と方法
1. 認知神経心理学とその発展 辰巳 格 9
2. モジュール型モデルを仮定する従来のアプローチと
コネクショニスト・アプローチ 三盃 亜美 51
3. 認知心理学との関係 日野 泰志 61
4. 神経心理学との関係 松田 実 72
コラム 意味失語について 松田 実 85
5. 刺激選択法:語彙特性,データベース,利用法 近藤 公久 87
6. 分析法:線形混合効果モデル 玉岡賀津雄 98
Chapter 2 各種神経心理症状の認知神経心理学的分析
1. 失語症 種村 純 111
2. 読みの障害 伊集院睦雄 123
3. 発達性読み書き障害(発達性dyslexia) 宇野 彰 144
4. 文と動詞の認知神経心理学 渡辺 眞澄 155
Topics 認知神経心理学的評価法─SALA失語症検査─ 吉田 敬,長塚 紀子 180
Chapter 3 認知神経心理学的アプローチによる言語訓練
1. 失語症 新貝 尚子 190
2. 失読と失書のセラピー 橋本 幸成 206
3. 発達性ディスレクシアの読み書きに対する
認知神経心理学的指導 春原 則子 220
Topics Semantic Feature Analysis Treatment 石井 由起 229
■索引 239