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タイトル |
ナイトランド・クォータリーvol.25 メメント・モリ〈死を想え〉〜病疾(えやみ)に蠢く死の舞踏(ナイトランドクォータリーニジュウゴメメントモリシヲオモエエヤミニウゴメクシノブトウ) |
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幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌《ナイトランド・クォータリー》。
vol.25の特集は「メメント・モリ〈死を想え〉」。
踊るように生きる人生で、踊るように死んでいくーー
死ほどリアルな幻想体験を予感させる概念はないだろう。
メメント・モリーー死を想え
死を想うことで、生を見つめる、作品たち。
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小説は、T・F・ポウイス、ヨハネス・イルマリ・アウエルバッハ、ヤン・ゲルハルト・トーンデル、アラン・バクスター、モーラ・マクヒュー、カリーナ・ビセット、吉田親司、高原英理、伊野隆之。
また、大和田始インタビューをはじめ、エッセイ、ブックガイドなども読み応えたっぷりです!
【Story】
■T・F・ポウイス「鍋と布巾」/訳:岡和田晃
■ヨハネス・イルマリ・アウエルバッハ「自殺競技会」/訳:垂野創一郎
■ヤン・ゲルハルト・トーンデル「蜘蛛」/訳:渡辺健一郎
■アラン・バクスター「王の和睦」/訳:待兼音二郎
■モーラ・マクヒュー「闇の芯にまばゆい灯り」/訳:待兼音二郎
■カリーナ・ビセット「毒気を抱きしめて」/訳:徳岡正肇
■吉田親司「ワールシュタットZ」
■高原英理「〈精霊語彙集〉目醒める少し前の足音」
■伊野隆之「月影のディスタンス」
【Interview】
■大和田始インタビューーー静かなラディカリズムを翻訳や批評に活かして/聞き手=岡和田晃・岩田恵/構成=岡和田晃
【Essay】
■死を想う/いわためぐみ
■死の世界から湧き上がる異形の生命力ーー二階健/沙月樹京
■『Tokyo Butoh Circus 2021』10組の舞踏家による競演、〈スペクタクルとしての舞踏〉/いわためぐみ
■魔女たちの終わらぬ舞踏/鈴木一也
■「死の舞踊」と恐怖をめぐる解釈学ーーペトラルカから「ウィアード・テールズ」、T・Fポウイスと藤枝静男の照応まで/岡和田晃
■死を想い死を描く夢を見る/深泰勉
■エロティシズムと内宇宙が、「未来学」批判で響き合う!--「NW-SF」と「血と薔薇」/岡和田晃
■墓場から帰ってきた兄貴! ハリウッドを凌駕するハイチのリアル・ゾンビ奇譚/丸屋九兵衛
■死者を黄泉がえらせる「反魂の術」--ユニヴァーサル/アミカスの映画から西行の“人造人間”まで/浅尾典彦(夢人塔)
■命がけの音楽ーーヨーロッパ近代音楽にみる「死と生命の舞踏」いくつか/白沢達生
■海の向こうの気になる本・気になる人ーーイギリス編〜コニイとワトソン〜イギリスSFの異色作二編に注目/安田均
■「SF宝石」とその時代 --〈海外作家現地取材シリーズ〉を概観する/岡和田晃
■『女王陛下のユリシーズ号』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!/待兼音二郎
【Serial】
■〈覚えておいて欲しいこと〉第三回/井村君江
イエイツの墓碑銘ーー馬に乗る人、空駆ける者ーー
『ローマの休日』とキーツーースぺイン広場の階段ーー
【Book guide】
■マルチリンガルな幻想文学がさまざまな層の怪異へと波紋を広げる/岡和田晃
■表紙/二階健