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タイトル |
サロメ幻想〜ワイルド、ビアズリーから現代作家まで(サロメゲンソウワイルドビアズリーカラゲンダイサッカマデ) |
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★ビアズリーの挿画17点
★カラー図版や資料を豊富に掲載
★サロメの妖しい魅力がこの1冊に!
妖艶な舞いを踊り、洗礼者ヨハネの首を載せた銀の盆を持つ美女として知られるサロメ。
だが、もともと聖書に書かれていたサロメは少々異なるーー
「『サロメ』はパッションの物語である」と
比較文学者の井村君江は言う。
サロメの情熱とヨハネの受難。
その物語は古くから人々の想像力を掻き立ててきたが、
19世紀末、その聖書の中の人物であったサロメが、
オスカー・ワイルドとオーブリー・ビアズリーによって、
ひとつの物語として再構築された。
それ以降はいっそう多くの人を魅了し、現在でもオペラや演劇の新演出など、
さまざまな解釈が行われ続けている。
本書は、そのサロメの魅力を、
ビアズリーによるサロメの挿画17点、
サロメに翻弄されたワイルドとビアズリーの運命を詳細に紹介した解説、
古来から20世紀初頭までのサロメを描いた絵画の変遷、
そして、現代作家によるサロメへのオマージュ作品などを通して俯瞰した1冊です!
(フルカラー)
◎なぜ、今『サロメ』なのかーーその成立と受容から◉井村君江
◎[図版]さまざまなサロメの本
◎[図版]オーブリー・ビアズリーが描いたサロメ
◎サロメに翻弄されたワイルドとビアズリーの運命◉高橋りか
◎[図版]絵画に描かれたサロメーー古代から20世紀初頭まで
◎サロメ像の変遷◉井村君江
◎香山滋と〈サロメ〉幻想◉黒田誠
◎2つのサロメ展
◎[図版]現代作家によるサロメへのオマージュ作品
(掲載現代作家(50音順):愛実 Ayumi、大木美津江、小笠原勝、妃 耶八、木村龍、小峰恵子、相良つつじ、さちこ、JUMPEI TAINAKA、多賀新、T.T.Angie、戸田和子、二階健、衣、林美登利、マンタム、三浦悦子、村田英子、森園みるく、山下昇平、山村俊雄)