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タイトル |
ジープニーに描かれる生(59)(ジープニーニエガカレルセイ) |
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街と村、人と人を結ぶ!
渋滞の街路、埃舞う田舎道を縦横に走る改造ジープ。
戦後から現在に至る庶民の足の歴史をひもとき、ボディを彩る強烈なグラフィックにオーナー達の夢をたどる。
小型路線バスに織り込まれた人と社会の虚々実々。
はじめに
1 ジープニーという不思議な乗り物
2 剥ぎ取られる尊厳と名前
一 使い捨て可能な生と断片化する社会
1 送られる金で膨張する経済/消費
2 「ここでは人間は安い」
3 断片化するフィリピン社会の現在地
◆コラム1── 帰郷
二 社会を結びなおすジープニー
1 マニラの死とジープニーの誕生
2 都市を乗りこなし、社会を結び換える3
3 描かれるジープニーとジープニーに描く人々
◆コラム2── アンカーを打つということ
三 ジープニーに織り込まれる生
1 自由であること、自立していること
2 離れ離れになる家族
3 人々が描く夢や願望
おわりにーーつながりの力の行方とジープニーの消失
引用文献
あとがき