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タイトル
不整脈(1999)(フセイミャク)
著者名
杉本恒明/井上博(循環器内科学)
(スギモト,ツネアキ/イノウエ,ヒロシ)
出版社名
メディカルレビュー社
ジャンル
isbnコード
9784896002935
書籍のサイズ
単行本
発売日
1999年10月
販売価格
4,400
チラよみURL
サーチ
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不整脈に関わる最近の知見の特徴は不整脈のチャネル病としての側面に関心がもたれていることである。QT延長症候群において発見されたことであるが、その後、Brugada型心電図症候群にも、また心房細動にもチャネル異常を伴う遺伝子変異例が見つかってきた。潜在するチャネル異常の検出には治療薬の薬効を予測させ、あるいは薬の副作用を予見させる可能性がある。“AF begets AF”は臨床的な経験からのことであったが、その背景にはチャネルのリモデリングがあることもわかってきた。頻拍後のcardiac memoryの現象もチャネルのリモデリングとされている。基礎編には上記に加えて、興奮伝導の微細な記録にもとづく細動や多型性頻拍の解析も取り上げられ、臨床編では不整脈の基質の表現として注目されているT波交互脈、QT時間のばらつき、遅延電位の意義やBrugada型心電図の成り立ちなどにも触れられている。
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