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タイトル |
人形歌集 骨ならびにボネ(ニンギョウカシュウ ホネナラビニボネ) |
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『Lilith』で第65回現代歌人協会賞受賞、『Blue』(芥川賞候補作)の
川野芽生が人形を詠む
人形作家・中川多理との希代稀なコラボレーション第二弾!
川野芽生の歌は
常に今を歌っている
言葉は、過去と記憶の言葉
そして書くペンの先から生まれる
紙の上、現在の言葉
その歌は未来を予兆し
未来をつくり出す
言葉から作り出された人形もある
きっと
おそらく
特に
川野芽生が中川多理の人形に
歌う短歌には
観賞はいらない(かもしれない
寄り添い並走するのが望ましい
言葉は変化を生む/人形を生む
人形も言葉を生む
+ + +
『人形歌集 羽あるいは骨』に続く連作の歌集となる本書は、連続してつながっている。
2は1の続きではあるけれど、川野芽生も中川多理も常に1である。
常にいまを進化しながら変化しながら創作している。
人形が、人形と云う典型…人形は典型表現されやすい存在ではあるが…を離れて表現されるのは稀である。
川野芽生の歌は、その言葉は、人形1体1体の個性に向き合って詠まれている。
是非、同時進行的に、歌を読む快楽を味わっていただきたい。
・骨ならびにボネ
・眼玉ならびにメダイユ
・あたまならびにアンテナ